ひものに使われる代表的な魚


ひものの食文化はおいしい味と製造法に基本があると私たちは考えています。 完全な資料が揃うというわけではないのですが できるだけ、沼津ひものをお買い求めの皆様に楽しんでいただけるようにおいしいひものの食べ方/保存方法をリストアップしてみました。


おいしくひものを召し上がるためには、良いひものを選ぶ事から鮮度を保つ方法や焼き方(調理法)によります。
またひものを焼いて召し上がるだけでなく、料理の素材として生かした調理法もあります。
ちょっとしたヒントにして自分流を工夫してみてください。

良いひものの見分け方(選び方)
保存方法(鮮度を保つ)
おいしく食べる焼き方
ひものを使った料理
■自分流ひものの作り方 (準備中 近日公開予定)

ひものに使われる代表的な魚
沼津ひものの歴史

 

代表的なひものの魚・アジ ()

アジ () アジ科 全長約50cm

開きひものの中では一番人気が高いのは、アジ(鯵)を使ったひものがもっとも多く生産されています。鯵がおいしくなる旬の時期は関東で4月〜8月、関西は3月〜6月。駿河湾の鯵は4月〜7月頃が最盛期。
アジの漁獲高は毎年20〜30万トン程度で比較的安定しており、なかでもひものの加工生産では沼津産が全体の約4割を占めるといわれています。
アジには、真アジ、メアジ、マルアジ、アカアジ、ムロアジなどの種類があり、側線のゼイゴ( 69〜72 )の数によって種類を区別できます。その他の仲間に高級魚のシマアジがいます。
一般にアジは春から夏にかけて北上し、秋口から南下する回遊魚だといわれていますが、ブランド魚の関アジに代表されるように、沖合の根周りに定着する群れもいます。

●●● 真鯵
鯵といえば、真鯵。もっともポピュラーな鯵の種類です。ひものにはなくてはならない魚です。
●●● 黒鯵 
学術的には真鯵と区別しませんが、魚類の専門家は一見して識別します。
●●● 平鯵 
真鯵よりも、やや平たく食味もよい。これも分類上は真鯵と区別されていません。
一般に言われる 「ヒラアジ/かいわり」とは違います。
●●● 丸鯵 
真鯵よりも、やや丸みをおびています。
●●● 大鯵 
真鯵よりも大きく、数も少なく釣りなどの対象魚で、ひもの材料としてはありません。
●●● ムロ鯵
青ムロ/赤ムロ/ムロと呼ばれる丸鯵の仲間でクサヤの材料として使われますが、 クサヤの材料にもっとも多く使われるのは、クサヤムロというアジの近親種です。


代表的なひものの魚・キンメダイ (金目鯛)

キンメダイ(金目鯛)キンメダイ科

金目鯛は刺し身、煮魚、鍋物、ひものにしてもおいしい冬の魚として関東地方で人気があります。
近年は寿司ネタとしても人気が高く、ひもの素材としては比較的高級魚の部類に入ります。水深が200〜700mの深海に棲み、体長は50cm位になります。大きな目が特徴。旬は12月から3月の冬場です。関東近海では房総半島、相模湾、駿河湾、伊豆七島が漁場となっています。

太平洋東岸・インド洋・ニュージーランド周辺・大西洋・地中海など広く分布しています。たんぱく質や脂肪・ミネラルが他の白身魚に比べて豊富に含まれています。その他にもリンや貧血等の防止になる鉄分、疲労回復・細胞再生や成長促進などに役立つビタミンB1、B2を含む栄養価の高い魚です。


代表的なひものの魚・カマス
カマス カマス科 全長約50cm

南方系の海水魚で、熱帯・温帯海域に広く分布、群れをつくって活発に回遊します。魚食性でイワシなどを捕食、日本近海にはアカカマス、ヤマトカマス、アオカマスなどがいます。
カマスは、淡白であっさりとした白身ですが刺身にするには水分が多く不向きですが、塩焼きや一塩のひものにすることで上品で淡白な味わいが楽しめます。
また、カマスの身は柔らかいので身を開くのが難しい魚だともいわれます。なかでもカマスは、ひものにすることで上品で淡白な味わいが楽しめる魚に生まれ変わるともいえます。

代表的なひものの魚・エボダイ

エボダイ  スズキ目イボダイ科 全長約20cm

体色は銀灰色、体形は側偏で体高があり、目が大きく口が小さい。10月から3月にかけてがエボダイの旬で、白身魚のはあっさりとした上品な味でコクがあり、食味が良い。魚のサイズはやや小ぶりで小骨は多いが、ひものとしては高級魚の部類で人気の高い魚です。塩焼きのほか、バターフィッシュの呼び名があるようにバターとの相性が良いのでバター焼きに調理されます。関西方面ではシズと呼ばれ、エボダイ イボダイ、うぼぜ、などの別名があります。
ボダイはアジに次いで人気の高いひものです。 白身の魚のワリには脂がのって、しかもクセがないのでおいしく召し上がっていただけます。手ごろな大きさで食べやすいサイズがお客さまに喜ばれています。


代表的なひものの魚・サバ (鯖)

(サバ)  サバ科 全長約45cm

サバは日本各地の沿岸に広く分布し、頭部から背中にある「虫食い」模様がある特徴的な魚です。関東以南に多い。サバの仲間には、マサバ(ヒラサバ)とゴマサバ(マルサバ)の2種がいます。ゴマサバは、ずんぐりと体型が丸く「虫食い模様」の色が薄く、腹部全体に黒い斑点があり中部以南に分布しています。ゴマサバは比較的あっさりとし味わいで、油脂分が少ないようです。 マサバはヒラサバとも呼ばれやや平たい体型をしています。
サバの旬は9月から11月で「秋サバ」と呼ばれ、冬に備えて脂がのってくると一段とおいしくなります。


代表的なひものの魚・イカ

イカ

北海道から沖縄までの日本近海に生息するイカは約100種に及び、スルメイカ、ヤリイカなどがいます。イカは夏場から初秋が最盛期である。淡白な白身と独特の食感が特徴、刺身や煮物、一夜干しなどで食します。イカは大別すると二種があり、甲らが透明で軟質のスメルイカ、アオリイカ、ヤリイカなどがあり、他方、肉厚で甲らが厚く固いイカには、真イカ、もんごうイカなどがあります。するめはイカの伝統的なひもの加工食品で平安時代の延喜式(927年)にも烏賊が諸国貢献物として記載されています。